いつものツーリングと違う朝。
自分以外に誰もいない・・。

頼れるのは 非力なXLR125だけ!
非力というけれど オイラにとってはよき相棒である!

6:45 自宅をスタート!
高速道路はすでに帰省渋滞しているようだ。

8:50 定峰峠を越える!
日帰りではないせいだろうか
のんびりとした流れで走れるのも またいい。



10:00 吉田町へ入る
道は閑散としていて 走るのが気持ちいい!
この時間だと まだ汗をかくことはない。

あまりにも道路状態が良いので アクセルを開けてみたくなる
しかし後ろの巨大な荷物が崩れそうで怖い・・・。

今回は いつも使うルートを逆に走ってみた
いつもの道でも 逆を走ると意外と新鮮味があるものだ。




12:00 上野村に到着。

さすがにこの時間になると暑さを感じる!
まずはスポーツドリンクで水分補給!
そして水道で顔を洗う。
う〜ん 気持ちE〜〜〜。

蒸し暑い関東とはここでサラバ!!
山を越えて涼しい長野側へと向かう!


長野県へ入るとかなり快適になる。


13:30過ぎ
川上村に入った!

さすがは高原野菜の産地 
橋に付いた飾りにもその特色が伺える!
(キャベツ・レタス・白菜)

今時期はちょうどレタスの収穫時期らしい
後輪の大きな農耕車がかなり目に付く・・。

14:00
ボチボチ宿営地を探し始める

15:00  怪しい林道(廃道)を発見!
早速入ってみるが 過去に林道であった形跡はあるが
ほぼ廃道と化していた。

生い茂った草の中をしばらく走ると開けた場所に出た

時間的にココでテントを広げることにした!
テントを設営してから 水の確保に向かう!

野宿の辛いところは普段気にせずに使っている
ライフラインが使えないことだ!!

とにかく水!これだけは確保したい!
特殊な容器に 公共の施設から 水を拝借。
これで 体を拭くことも料理をすることもできる!!
料理といっても ボンカレーと即席ライスなのだが・・。

こんな山の中で一人で過ごすにはラジオが必要だ!
しゃべる相手もいなく 静まり返ったココではラジオからの音だけが
孤独感を和らげてくれる!

夏山には虫が多い・・・。
蚊はいなかったが 大きなハエやアブには少々神経質になった
夜になるにつれて コオロギ達が活動を始める
ムシの音色は良いのだが テントに体当たりするものもいて
テントに当たる音が気になって 意外と寝付けなかった・・。

5:00
山の涼しさとホトトギスの鳴き声で目が覚めた。
昨日あれほどうるさかった虫たちがいなくなっていた。

朝飯はインスタントラーメン!
涼しい山の中なので ラーメンの温かさが嬉しい。

朝飯のあとはコーヒーを飲みながらルートを考える

せっかくだから 高原ルートを走ってみたい!!
高原ルートを滑走することを考えただけでもワクワクする。


6:30
一晩世話になったテントとシュラフを片付ける・・・。

一晩だったけど いろいろなことを考えさせられた野宿だった。
今の生活が いかに便利なものかなど・・・。
またちかいうちに 独りだけの野宿ツーリングをしてみたいと思う。
その時は どんなことを思うのかな・・・?

7:00
エンジン始動!!
とりあえずJR最高地点まで行くことにした
このとき気温13℃・・・。
バイクで走るには涼しいというより寒いといったほうが正しい
しかし晴れ渡った空が気分をハイにしてくれる!
寒さを忘れてしまうようだ。


JR最高地点
ココから撮る八ヶ岳は好きだ!
今年はヒマワリの花も咲いていた。

まだ朝も早いせいか国道も閑散としていて走りやすい。

野辺山と清里の中間地点から八ヶ岳高原ラインへと入る
車もほとんど走っていない時間はバイク乗りにとって天国のような場所だ
道幅も申し分ない・アップダウンや左右のコーナーも楽しい。
う〜ん ココだけはオンロードバイクで走りたかった・・・。
早朝から走りこみに来ているライダーもいたが
すべてオンロードだった・・・。
特にR1やCBRに乗っている人は軽快そうだった・・。

まぁ〜 今回はのんびりキャンプツーリングなので 抜かれても気にはならない
それよりも 晴れた日に邪魔もなくこの道を走れるのが嬉しい!
長いことバイク乗りをしているつもりだが 
このときのように走ることが嬉しいと思えることは なかなか無いものだ・・・。


右に左にと バイクと呼吸を合わせるように走り続ける
が あまり先へと行くと有料道路へと入ってしまう。
高速に入るならそれでもいいが 相棒は125cc
高速という選択肢は無い!

適当な交差点から大泉村方面へと向かう。
途中目を引くところがあった!「三分一湧水」だ。
武田信玄が三つの村に均等に水がいくように 作ったものらしい。
ココの水は湧き水(ミネラルウォーター)で夏でも ものすごく冷たい

ココへ立ち寄ったらぜひ飲んでみて欲しい!
水が冷たいのは たぶん雪解け水のせいだろう
喉を潤し 旅の小さな思い出には良いのではないだろうか?
自分も当然飲んでみたが 冷たくて味が無くて飲みやすい!
たぶん 水本来はそんなものだと思う
ちなみに水はジャブジャブと湧き出ているので
車で来たなら 大きなポリタンで持って帰ってもOK!
そのくらい水量は豊富!

10:00
いよいよ帰路へと向かう
昨年から挑戦してみたかった中津川林道へ!

長野県側は まだまだ涼しい・・・。
とても8月半ばの気候とは思えない。
高原の農村風景から 山村・林道へと入る

11:00
林道埼玉県側 三国峠へ到着

いきなり暑い・・・暑すぎる・・・。
県境を境にこれほど気温が違うとは・・。

今まで汗をかくことが無かったが ドッと汗が噴出してきた。
汗をかき始めると 疲労も感じるようだ。
後ろの巨大な荷物にも 気をとられるようになった。

中津川林道の下りは難しい・・・。
恐ろしく滑りやすいダートと急勾配のコンビネーション!
フロントブレーキを荒く使うとすぐに前を持っていかれてしまう。
事実 フロントブレーキを掛け過ぎて 前輪を滑らせ転倒しました!

中津川林道の下りは気をつけたほうが良いです
下りで目に付く看板は皆不吉なものばかりだ・・・
特に「オートバイ墜落現場」とか「死亡現場」といった看板には 嫌でも肝が冷える。


これだけ手ごわいダートコースだと 上り下りに関らずチャレンジするのも良い!
急なダートとフラットなダートの半々でできているようなので
開けるところと抑えるところがハッキリしているのも特徴!

川が横目に見え始めると フラットなダートに入る
所々川へ降りる場所がある

ダート走行に一息つくなら 川がお勧め!
緊張の連続だったダート走行から一気に開放してくれる。
時間があれば ブーツを脱いで足を冷やすのも良い。

いくつかのトンネル・切通しを抜けて アスファルトが見えたらコマドリ荘だ!
このコマドリ荘が中津川林道の起点OR終点。


このあとはR140からR299を経て 家へと向かう!!

初めてのソロキャンプツーリング・・・。
一言でいうなら「面白かった」!
オートバイの更なる楽しみができた!

次はどんな旅をしようかな〜 と今から思案しています。

ソロキャンプ&中津川林道